
はてなブログで独自ドメインを使った運営を開始しています。まあ理由としては Google Adsense の審査を通過したいためなのですが...
お名前ドットコム で URL 転送が出来ねえ!
数多くのサイトや記事を参考にしたものの、「お客様のサイトにリーチできません」が一向に解決する気配はなく。
で、色々調べた所レンタルサーバーを利用しての転送というのもあるようで。ちょうどエックスサーバーが無料体験をやっていたのでそちらを使ってみることに。
出来ねえ!
私はこういうウェブとかプログラム周りとか、デジタルのものが本当に苦手なので、困った困った。
...でもサポートに連絡したら解決しましたわ!
って感じになったので、覚書兼同じ悩みの方の参考になればと。
【対象になるかた】
・お名前ドットコムで独自ドメインを取得している
・エックスサーバーでサイトの転送をしようとしている
or お名前ドットコムでの転送が上手くいかなくてこの記事に辿り着いたかた
◯お名前ドットコム で独自ドメインをさがす
こちらの記事などを参考に、2番めの項、独自ドメインの契約までを行いましょう。
契約後、お名前ドットコム上で DNS レコードの設定をする必要はありません。
この記事では便宜上、 hogehogeirie.adv というドメインを取得したものとして書いていきます。
◯ネームサーバー設定~エックスサーバーへ
まずは会員登録をし、ドメインで使用する「ネームサーバー」というものの設定を変更します。今回はお名前ドットコムで取得しているのでそちらで編集します。
続いて使用したいドメインを選択したのち、「2.ネームサーバーの選択」欄のタブ「その他」から、「その他のネームサーバーを使う」を選びます。
ここの「ネームサーバー1」「ネームサーバー2」...の欄に以下のように入力します。
ネームサーバー1には... ns1.xserver.jp
ネームサーバー2には... ns2.xserver.jp
ネームサーバー3には... ns3.xserver.jp
ネームサーバー4には... ns4.xserver.jp
ネームサーバー5には... ns5.xserver.jp
※太字にした英数字のほうだけ入れてください。
ちなみにこの ns1 なんたら~は、エックスサーバーに登録後届く「サーバーアカウント設定完了のお知らせ」というメールにも書いてあります。念の為ご自身に届いたものの記述を確認してください。
なお、ネームサーバーの変更が反映されるにはある程度時間がかかるので、余裕をもって設定しましょう。
これでお名前ドットコム側は終わり。エックスサーバーへ移動します。契約したサーバーの管理画面...「サーバーパネル」へ移動。「ドメイン設定」のページへ。
「ドメイン設定追加」タブ→「ドメイン名」に、取得したドメイン名を入力します。
※ hogehogeirie.adv を取得したのなら、 hogehogeirie.adv と入力。
http とか www とかはいらないよ!
無料独自 SSL を利用する、高速化・アクセス数うんたらの2つの(推奨)とされているものはチェックをしたままにしましょう。
◯本番
1.取得したドメイン名のページに、WordPress をインストール
これに関してはこちらのサイト様を参考にさせていただきました。
「サーバーパネル」下部にある WordPress 項、「 WordPress 簡単インストール」をクリック。インストールするドメインを選択してくださいと言われるので、取得したドメイン名の右にある「選択する」のリンク先へ。
WordPress インストールタブを選択したら、以下のようになっていることを確認。ドメインが「hogehogeirie.adv」なら、 www の無い状態...つまりそのままの「hogehogeirie.adv」にインストールします。プルダウンすると「www ~」が出てきますが、それは使いません。
2.無料独自 SSL の設置
「サーバーパネル」の「SSL 設定」へアクセス。ここで自身のサイトに SSL を追加してあげます。
エックスサーバーへのドメイン名追加時に SSL 関連のエラーが出ていなければ、ここは既に設定されているかもしれません。ネームサーバー変更後すぐにドメインを追加しようとすると SSL まわりでエラーが吐かれまして、その場合必要になると思われるのがこの設定です。私が嵌まったのはここでした。
3. .htaccess の編集
続いて「サーバーパネル」の「.htaccess 編集」へ。
対象のドメインを選択して、以下の5行のみ記述します。
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^example\.com$
RewriteRule ^(.*)$ https://www.example.com/$1 [R=301,L]
RewriteCond %{HTTPS} !on
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
「サイトの転送が出来ないです...」とサポートのほうへ連絡したらいただいたのがこちらになるので、記述を変更することに恐らく問題は無いはずです。あっても責任は負いかねますのでご留意ください。
4. DNS レコード設定を行う
「サーバーパネル」に戻り、「DNS レコード設定」を行います。
「DNS レコード一覧」の中から、取得したドメイン名の頭に www がついているものを探します。今回の場合は、 www. hogehogeirie .adv になります。
初期状態では「種別」がA、「内容」には数字が書いてあると思います。これを以下のように変更します。
「種別」: CNAME
「内容」: hatenablog.com
2番で行った独自 SSL 取得前にこれを行ってしまうと、 SSL を取得出来ないのでご注意ください。
5. サイト転送設定を行う
ここまでが完了したら「サーバーパネル」の「サイト転送設定」へ。
リダイレクト設定で、
http:// hogehogeirie.adv /
から
https:// www. hogehogeirie.adv
への設定を追加してあげます。
これで設定は終わりです!お疲れさまでした!
あとは、hogehogeiria.adv だけでちゃんと目的のサイトに繋がるかなどを、キャッシュを削除したブラウザのシークレットウィンドウで確認してあげてください。
多分シークレットウィンドウだけでもいいと思うのですが、自分は念のためこれで確認していました。通常のウィンドウのアドレスバーにドメインを入れた場合、勝手に補完されて「サイト転送の設定が出来ていないのに、補完で出来ちゃっているよ」状態になってしまうおそれがあります。
検索したらヒットする、「リダイレクトチェックツール」を使うのもわかりやすいと思います。
ただ、それぞれの設定が反映されるまでは最大で24時間ほどかかるものもあるので、気長にやっていきましょう。私はこれで「お客様のサイトにリーチできません」という問題を解決することができました。
先人たちの知恵と、ウェブまわりポンコツの私からの質問に何度も対応してくださったエックスサーバーのユーザーサポートの皆さまに感謝いたします。
この記事が同じ問題に直面したかたの参考になれば幸いです。私はこの手順で転送設定が整ってすぐに Adsense の承認が降りました...!