アノニマス・コード発売直前!
新作の『EVE ghost enemies』に加え、最近ぼちぼち進めていた『かけぬけ★青春スパーキング』『ハミダシクリエイティブ』を終え、万全の体勢でお迎えしようじゃありませんか。
とはいえ、この3作に何もないのは寂しいので、軽く感想を書いていくぞ!
EVE ghost enemies
『EVE』がまたまた帰ってきた!2019年発売の”直系続編”『EVE rebirth terror』から更にあとのお話。
本作のポイントは副題にもなっている"ghost enemies"。見えない敵や疑心暗鬼の象徴としても作中で用いられるワードで、小次郎視点・まりな視点での敵味方の関係が過去の作品と比にならないほど複雑。しかしながら、小次郎とまりな、そして新しく CIA や KGB といった組織を絡ませてくることで、エルディアを感じさせない『EVE』の新しい一歩を踏み出したと評価できる。お馴染みのキャラたちとまた新たな一山を超えられるというのは、旧作ファンとしてはそれだけで心が躍るもの。
ただ、見えない敵や各視点の人間関係の難解さから、推理ゲームではピースがぴったり嵌まっていくさまが好きというタイプの方には前作『rebirth terror』のほうがオススメかつ美しく見えるだろう。今作は非常に複雑だ。だが逆にこの複雑な人間模様をまとめきっているシナリオが評価点となるに違いない。
我々の周囲の生活が変わっていくと、ギャルゲーでは電話での待ち合わせが LINE を模したものに変わっていった。が、『EVE』はいつも9X年代。それが、いい。
かけぬけ★青春スパーキング!
2020年度萌えゲーアワード準大賞の一角。『花咲ワークスプリング!』や、未だにプレイできていない『金色ラブリッチェ』擁する SAGA PLANETS のド直球青春物語。
いやぁ、青春が眩しすぎてツレぇっす。(攻略:凪子ルート)
社会に出たらこんな風には出来ない、とヒロインが述べているように、自分にも一瞬だけあった青春の頃の輝きを取り戻したくなる、童心に帰りたくなるような作品でした。
プレイ自体はプロローグ終了後に攻略したいヒロインを選ばされて終わりなので非常に退屈ですが、当初対立していたボランティアを主体として青春を過ごす『ネガティ部』ととにかく遊んで青春をする『アクティ部』...それら目的の同じ部分を抽出して「青春」をする『青春部』で過ごす日々はなぜだろう、他の選択肢ゼロ作品よりはインプレッションとしては楽しむことができました。
「辛い」と「幸せ」の字ってどうして似ているんでしょうね。とりあえず、十分辛い目に遭ったひとは、幸せのハッピーロードを進んでいる真っ最中らしいです。真っ最中とかいいから幸せのゴールにたどり着きたい。
ハミダシクリエイティブ
こちらも2020年度萌えゲーアワード準大賞受賞作。『かけぬけ~』とこれは昨年発売の中でも押さえておかないと、と思っていた作品。
さてタイトルはどういうことかというと、ハミダシ者がクリエイティブの最前線を行っているなんともユニークなキャラ揃いでかつ、不登校だったり仕事が忙しかったりで学校に顔を出せない生徒ばかり。そんな子たちでも生徒会活動に精を出してもらえば特別に単位が出るので勧誘から~といった感じ。攻略したのは神絵師の華乃。
こちらは微量の選択肢アリで楽しめた一本。生徒会モノとしては特別何か光るものがあったわけではないが、やはりそれぞれの持つ要素の強さが光か。最序盤の、前生徒会長が行方不明になったので全校生徒くじ引きで生徒会長決めまーす→主人公くんになりました~パンパカパーンは掴みとして良かったが、その後はちょっと甘々なムード多めな感じ。主要ヒロイン以外にも実は...な属性を持っているキャラもいて、『主人公くんはクリエイティビティに囲まれすぎておらぬか?』と首を傾げたくなるが、今時そういうものなのかな。隣の子が実はインスタで万のフォロワーがいたり、あの子は実は数千フォロワーのアルファツイッタラーだったりするとか、あとはあそこで一見地味そうにしている奴はブログでゲームの感想載せてたり。誰が地味だやかましいわ。
華乃ルートでは「クリエイティブの苦しみ(=生みの苦しみ)」が深く掘り下げられなかったので、あくまでヒロインの要素のひとつなのかは他ルートをやる機会があったら見てみたい。錦さんルートはありそう。
本作、規制でまじで意味がわからなくなっている箇所があるのだけは残念。
これはひどい #ハミダシクリエイティブ #まどそふと #iMel #NintendoSwitch pic.twitter.com/cxJ1NA64vA
— いりえ (@IriethotADV) 2022年7月17日
謎の光は水着だった?しかも、『こういう写真が好みなの?』って選択肢がこの少しあとに入るのだが、写真が全部塗りつぶされているから何なのか判断できないんだわ。
原作・移植ともに同じ会社である『ラズベリーキューブ』は PS4 と Switch で差があったらしいが、これは PS 側に完全に寄せていそう。ちなみに謎の光をまとう写真は2回送られてくるが、2回めのは規制する意味がわからんくらい普通の水着的写真でした。体験版で確認した。便利な世の中だ(違)。
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というわけで最近プレイしていた3本の紹介でした。アノコ発売の関係で『9 -nine-』は積みルートへ...すまぬ...アノコ→ゼノ3終わったら『Re:LieF』と一緒にやるからな...
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