このシリーズも遂に第7弾。
開始から来月で1年となります。これからもやっていきますよー。
というわけで今回も初夏の新作揃いです!
Life Is Strange: Before the Storm
【16歳の不良女子高生が葛藤を抱えつつ選ぶ取る人生とは―】
数年前に大好きだった父を亡くした主人公・クロエは
世の中の全てに嫌気がさしていた。
ある時、人気バンドのライブへ忍び込んだ際に暴漢に絡まれたところを
高校の人気者であるレイチェル・アンバーに助けられる。
そして二人は共通の困難である、「家族」の問題へ立ち向かう。
あの Life Is Strange の前日譚が登場しました。
今回の主人公は、前作主人公の親友です。
前作のように「時間を戻す」ことはできず、
「相手を論破」出来たか出来なかったかが大きな選択となります。
この『バックトーク』システムは、主人公のキャラ付けとしては良い感じですね。
「選択」としては、前作の「人間より人間らしい」選択というわけではないですが
「選んでしまったら戻れない」と感じさせるセンスは健在です。
結末は割と読み手に委ねる感じがしました。
良い作品ではあるのですが、やはり『Life Is Strange』が良すぎたのもあり
見劣りしがちではあります。割とさっくり終わるというのもあり。
ところで、毎回パッケージ裏で「女子高生」を強調してますが
それは意味のあることなのでしょうか・・・?
2018.06.07 発売
となりに彼女のいる幸せ ~Winter Guest~
【二人だと温かいねっ】
素行の悪さを原因に、ボランティア活動を命じられた主人公。
そうして向かった先は、役員一名で運営される生徒会。
そこで出会った生徒会長と様々な活動をしながら交流する、冬の物語。
はい、コミュニケーションADV第4弾です。
デフォルトで距離が近いのと選択肢ゼロなのは相変わらず。
そしていちゃこらしてるのを見せつけられるのも相変わらず。
内容が薄すぎて、恋仲になってからの危機とかいう恋愛ADVでよくある谷間も無し。
「隣に彼女がいることが幸せ!」みたいな感じでテキストでタイトル回収していますが、
シーンの積み重ねが無いのでただ単に薄っぺらいです。いつも通りです。
(C)プレカノ / ENTERGRAM
2018.06.28 発売
まいてつ -pure station-
【癒やしの鉄道復興物語】
現代、エア・クラフトという飛行機が隆盛し鉄道が大廃線に追い込まれた世界。
蒸気機関車8620型を制御する「レイルロオド」であるハチロクは
長い眠りについていた。
それを偶然、過去に鉄道事故に巻き込まれた主人公が目覚めさせる。
地元へのエア・クラフト工場誘致を阻止するために帰ってきた主人公は、
この8620型蒸気機関車を町興しの旗印と出来ないか考え
様々なひとの知恵を借りて計画を進めていく。
特に公式ではアピールされていませんでしたが、おそらく E-mote 使用。
『Song of Memories』以来ですね。
さて、鉄道の復興、ひいては町興しに取り組むことが大目標なわけですが
これがかなりご都合主義的に進んでいきます。
そんなに何もかも上手くいくわけがなかろう。
復興の最中の様々な問題を描く感じではなく、
あまり関係ないところで何かあったなあという印象。
選択肢はヒロイン分岐のみに存在。それはいけない。
スタッフロールにもありましたが、鉄道や町興し関連の書籍を多数参考にされているようで
こと鉄道に関しては主題としてることもあり
かなり詳細な用語まで出てきていたと思います。
興味のある方は手にとっていただけると、楽しめるのではないでしょうか。
Copyright 2018 Lose / Yeti All rights reserved.
2018.07.26 発売
ISLAND
【旅に出よう。僕を殺す旅に。】
本土より遠く離れた南の島、「浦島」。
島の複雑な過去や風土病により衰退の一途を辿っていた。
そこに現れた、タイムトラベラーを自称する主人公。
島の御三家の少女達と出逢い、島を、未来を変えるために奔走する。
未来から来たと称する主人公、
この島に伝わる「切那」と「凛音」の伝承、そして島を蝕む病。
数々のテーマ、設定を持ちつつも見事に描ききっている作品。
何度も何度も持ち上げられては落とされる、怒涛のシナリオ展開。
用意された多くの選択肢に何度も頭を抱えました。
そして複雑過ぎる事情のある「凛音」。彼女は本当に色んな顔を見せます。
「タイムトラベル」、「世界線」という題材は『Steins;Gate』で飽きたかもしれませんが、
かの作品とまた違った捉え方をしているのがとても面白い。
絡み合う「せつな」と「りんね」の「おとぎばなし」の結末は必見。
他2人のルートも魅力的。
未来から来たために、記憶・過去のない空っぽの主人公と、選択の意志を持てない空っぽのヒロイン。
島を、世界を救うんだとする自身の信念の正体へと迫るヒロイン。
惜しむらくは、第一部の完結で大方の回収が終わったと感じられたので、
そこまででもう「面白かった」と思えてしまったこと。
なので第二部以降はあまり乗り気になれませんでした。特に第二部が一本道なのでダレた。
ただ、総合的に見て面白い部類に入る作品であることは間違いないです。
第一部のラストが本当に・・・!
今年発売の中では『Memories Off -Innocent Fille-』に続いてオススメしたい作品。
(C)2018 Frontwing / PROTOTYPE
2018.06.28 発売
今回は4本。
『ISLAND』は非常に面白かったので是非プレイしていただきたい。
その他のトピックスですが、
・『Memories Off - Innocent Fille -』の追加シナリオが600円で7月31日より配信開始!
・『ワールドエンド・シンドローム』の発売日が遂に8月30日に決定!
の2点を紹介しておきます。
これで8月に買うゲームが5本になりました。
というわけで紹介記事は9月にまとめてやると思います!
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