アドベンチャーゲームの入江

アドベンチャーゲーム(ADV)を600本以上持つ筆者が、元ゲームプランナーの視点からADVを紹介するブログ。ギャルゲーからミステリまでADVならなんでも。

PS4・真のオススメ推理アドベンチャーゲームはこれだ!

f:id:irienlet:20200129124335j:plain

狩猟やアクション、FPSだけがPS4じゃない!
殺人事件を解決したり、隠された真実を解き明かしたりするミステリーゲームだってあるんだ!

この記事ではそんな、頭を使って謎を解く「推理物」の「アドベンチャーゲーム」を紹介!
筆者オススメのタイトル5本を厳選してまとめました。ぜひ自分自身の手で物語を紐解いてください。

では早速紹介に移りましょう。

 

 

スポンサーリンク

 

 



シンソウノイズ ~受信探偵の事件簿~

https://dramaticcreate.com/shinso/index.html

他人の「心の声」を「受信」することの出来る能力者・橘一真が、
その声から読み取った犯人の心理描写などを利用して数々の事件に挑む、
【本格ミステリー】に【青春の味】を乗せた一本。

何気ない一コマ、些細な変化、日常の中で聞こえたおかしな心の声・・・
あらゆる箇所に伏線が張られている本格派。
これらをどこまでも注意深く観察することによって、「シンソウ」に辿り着け!
事件が起きる前から周囲に注意を払い小さな違和感も見逃さない、
「探偵のロールプレイング」とも言える作品に仕上がっている。


それまで見聞きしてきた情報をフル活用する推理パートでは、
ひとつひとつ順序立てて謎を解き明かし、「シンソウ」を目指していくこととなる。
気になる場面の振り返り機能もついており、導線はバッチリ。
事件前から伏線が張り巡らされているのが面白いところで、
「あの場面でその場にいなかった人物」や「あの行動で得たであろう情報」など
1つ1つのシーンが鍵となる。


作中、序盤で主人公が恋をした相手が亡くなってしまうのだが
この際主人公は「私が、殺した―――」という心の声を受信する。
彼女が他殺されたと確信し、その「シンソウ」に迫るのが最大の目的である。
物語最大の謎であるこの事件に対し、それまでのエピソードで徐々に手がかりを手に入れ、
最後の最後でそれまで得てきた情報全てが一本に繋がるという圧巻の構成!


これが本作最大の魅力である、「積み重ね」の構成力・伏線の回収力!!!
某小さな名探偵の如く、頭に電流が走ること間違いなし!!!


なお、PS Store にて本作の2章までをプレイ出来る体験版が配信中!
2章も「え、この場面が伏線!?」という驚きが待っているので是非是非!

 


 

ワールドエンド・シンドローム

百年に一度、死者が蘇るという伝説のある「魅果町(みはてちょう)」。
その年にあたる今年の夏、主人公が街へ転校してくる。
ひと夏の【珠玉のミステリー×恋愛アドベンチャー】が始まる。


前半は恋愛アドベンチャー寄りで、後半で謎の解明へと迫る構成。
恋愛要素に関しては、「いつの間にか向こうから好意を寄せられている」と感じてしまうのが残念。
それでも「ひと夏の想い出」を等身大で楽しめるはず。
この恋愛パートを全てクリアすると、一気に謎を解き明かしていくことになります。
それまで起きていた凶悪な事件や、この町の秘密、
死者が蘇る「黄泉人伝説」に迫る後半パートは驚きの連続。


本作はオーソドックスな、選択肢を選んでいくタイプのアドベンチャーゲーム。
攻略がほぼ総当たりな割にセーブ出来るタイミングが少なく(※アップデートで改善)、
同ジャンルの作品としては、近年のゲームながらやや不親切。
しかしそれを超えた先に待っている、「真実を解き明かすときの感情の揺れ動き」は
最後までプレイした者にしか味わえない、特別な感情・体験と言えます。


まずは、女子高生が連続で溺死させられるという事件の犯人を指名するシーン。
やはり推理物の作品として、ビシっと決めることが出来るのは魅力的な体験。
そして明らかになる1つの真実に、物語は終わりを迎えたように見えるが―――

待ち構えるは最終シナリオ・「真相編」。
ある重要人物にまつわる仮説が提示され、物語は終幕へ動き出す。
意外な「裏切り」、とあるキャラから告白される「想い」、そしてひと夏の終わり。
全てを終えてタイトル画面に戻った時、見つけてください。


決して完璧とは言えない結末ではありますが、
この夏を、自分だけの体験として感じてほしい一作。


※ Nintendo Switch / PS Vita でも遊べます。

 

 

スポンサーリンク

 

 


 

探偵 神宮寺三郎 PRISM OF EYES

推理アドベンチャーと言えば外せないシリーズ、『神宮寺三郎』。
第1作は1987年に発売と歴史ある作品。
シリーズ物は途中から入るのが敬遠されがちではあるが、
本作『PRISM OF EYES』はこの作品から神宮寺三郎に触れても問題の無い作りだ。


今まではソフト1本につき1つの大きな物語だった神宮寺三郎シリーズだが、
本作は3本の新作ストーリーがメインとなる。

これらはそれぞれ、シリーズの主要キャラである
・神宮寺三郎(主人公)
・御苑洋子 (神宮寺三郎の助手)
・熊野参造 (神宮寺三郎と親しい刑事)

の視点で展開する物語で、その他の登場人物は殆どが初出となる。
加えて過去作では、神宮寺と洋子の関係が作品を超えて引き継がれていたこともあったが
本作ではそういった要素は一切無い。
なのでこれから神宮寺をプレイし始めても大丈夫。
名前とカッコ内の間柄さえ覚えておけばOK。

本作は推理物では一般的である、「ポイント&クリック」による進行。
「ポイント&クリック」とは、画面上の調べたい場所にカーソルを移動させ
その場所を調べるという行為を繰り返し、手がかりを得たりストーリー進行をさせたりするもの。
ミステリーとして王道の作りで、ひとつひとつの話も長いわけではないので
入門編的なゲームとしても最適と言えよう。

また、推理に行き詰まった際は、シリーズではお馴染みの「タバコを吸う」コマンド!
思考が冴え渡り、次に何をしたら良いかのヒントが提示されるので、詰まることはまずない。

ちなみに筆者のオススメは、洋子のシナリオ。
このシナリオが一番頭を使っていて面白かったです。

メインの3本の他に、携帯アプリ版からの移植シナリオが11本も入っているという大ボリューム。
神宮寺三郎シリーズの流れを汲む『ダイダロス』は出来がイマイチだったので、
本作で神宮寺三郎の世界に浸ってほしい。

※ Nintendo Switch でも遊べます。

 


 

ダンガンロンパ1・2 Reload

閉鎖空間に閉じ込められた10数名の、「超高校級」の才能の持ち主。
脱出出来る条件は殺人を犯し、その後開催される裁判の場でそれが明らかにならないこと。
傷つき、裏切られ、幾度の仲間の死を乗り越え
この狂った事件を仕組んだ黒幕に迫れ!


PSPで発売された『ダンガンロンパ』とその続編である『スーパー ダンガンロンパ2』を1本にまとめた作品。
本作は1作めから順番にやっていかないと、後に大きなネタバレを食らうので要注意。
『ダンガンロンパ』シリーズの魅力は、タイトルにも冠されている「論破」の快感。
丁寧に議論を積み重ねてゆき真実に迫る中で、
他人のおかしな発言を、自身の持つ情報・証拠を利用して論破してゆく。

この議論の場では、各々の発言がリアルタイムに進行する。
発言のテキストが発言者の特性やその時の感情を伴って、画面上をスクロールします。

これが公称ジャンル「ハイスピード推理アクション」の魅力。
まるで現実の会話のように、次々と言葉が飛び交っていきます。
審理1つ1つに時間制限がついているので、議論の緊迫感もひとしお。

ここに持ち込む証拠などを得る捜査パートは、推理物の基本である「ポイント&クリック」。
但し、調べられる箇所が表示されるので親切な作りとなっています。


筆者は『ダンガンロンパ』(1作目)の方が好きなので、そちらの紹介をもう少しさせてください。

1作目は「希望ヶ峰学園」という学園施設に閉じ込められます。
この学園内は、裁判を重ねるごとに徐々に行動可能範囲が広がるのですが、
行けるようになる前から、その場所の前を通ることなどは出来
「ここはどういう場所なのだろう?いつ行けるのだろう?」と期待が膨らみ、
その先へ行けた時の「世界の広がり方」に、閉鎖空間ながらワクワクさせられます。


そして終盤になると、事件の真相に繋がる大きな謎に迫るのですが、
様々な事実を自分の足で探し出し、見つけて紐解き、それを突きつけることが出来るのがとても良い。
『ワールドエンド・シンドローム』でも評価した、
謎解きにおいて真実を思いっきり叩きつけてやれる快感がそこにあります。


2作目と、続編の『ニュー ダンガンロンパV3』はどうしても1作目ありきの作りとなってしまっているので、
結末も過程のシンプルにまとめられている1作目のほうがわかりやすくて好き。

※ PS Vita でも遊べます。

 


 

√Letter ルートレター

知っているひとからすると
「おいおいこいつを勧めるなんて正気か?」と思われるかもしれない。
だが最後に紹介させてほしい。この作品を。

15年前、島根に住む女子高生・文野亜弥と文通をしていた主人公・マックス。
この夏、彼は、彼女から届いていた「消印の無い11通目の手紙」を発見した。
そこには「私は人を殺してしまいました」と書いてあった。
消印の謎、そして殺人という文面の謎を追い求め、彼女の住んでいた島根へと向かう。

文野亜弥は、クラスメイトのことを手紙で教えてくれていました。
そのクラスメイト達を探し出して彼女について尋ねるも、全員口をつぐむ。
そこでマックスは、数々の証言や証拠を松江市中から探し出し、彼女の正体を掴もうとします。


基本的な物探しは「ポイント&クリック」式。
「考える」コマンドを使えば、現在の目的を提示してくれる丁寧な作り。
証拠を集めたら、「追及モード」に突入。
亜弥のことを隠そうとするクラスメイト達の口をどうにか割らせます。

追及の種類も豊富。
亜弥からの手紙の内容を引用したり、他の人から聞いた発言を使ったり、
途中で手に入れたアイテムを提示したりと、簡易的な逆転裁判とも言える。
第一声だけ少し難しいが、そこをクリアすれば難易度は低め。テンポも悪くない。


追及の途中にQTE的な「マックスモード」というものが挟まる。
相手に強烈な一言を浴びせるもので、こちらのペースに飲み込む一撃。
ここはちょっと難易度が高いが、ミスしてもペナルティは無いので安心。

マルチエンディングを採用しており、亜弥からの手紙にどういう返信をしたかで分岐する。
クリア後はチャプターを丸ごと飛ばせるようになるシステムのおかげで、周回は手軽。
リンクとして貼った『√Letter Last Answer』はこれが更に改善されているので、
これからプレイする場合はそちらのほうがオススメ。


謎解きはテンポが良く、分岐方法も面白く、システムも優しい。
さくっと謎解きを遊べる、現代に合わせて丁寧に作られたコマンド選択式ADVと言える本作。

唯一にして最大の問題点と言われる、「主人公が異常に口が悪いサイコパス」という点だが
それはそれで『√Letter』なんだと思ってしまえばいいんです。逆にこれがないと『√Letter』ではないんです。

先程も触れましたが、今から遊ぶなら『√Letter Last Answer』を購入しましょう。
3つのアフターストーリーと、グランドエンディングが追加されています。
あなたも島根に、ペンフレンドの謎を解く旅へ出てみませんか?

※ Nintendo Switch / PS Vita でも遊べます。

 


 

以上5本の紹介でした!

自分の手で謎を解き明かす快感は、自分でプレイしてこそ味わえるものです!
ぜひともプレイしていただきたい!

 

 

スポンサーリンク