アドベンチャーゲームの入江

アドベンチャーゲーム(ADV)を600本以上持つ筆者が、元ゲームプランナーの視点からADVを紹介するブログ。ギャルゲーからミステリまでADVならなんでも。

PS4・新作アドベンチャー/ギャルゲー紹介&感想 ★2~名作『YU-NO』と版権ゲーと『あおかな』ェ…

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お待たせしました・・・!
PlayStation 4 で遊べる、テキストADVゲームを紹介する記事の第2弾!!!

前回から時間が空き、『星織ユメミライ Converted Edition』が届いてしまいました。
どうでもいい情報ですが、この記事の下書き中にパソコンが壊れて、1回書き直しました。悲劇。

今回は版権ものの作品と、2017年初頭に発売された作品の一部をご紹介。

 

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NEW GAME! -THE CHALLENGE STAGE!-

【チャレンジのむこうに 夢のステージ!】

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ゲーム会社の新入社員として働く女の子のおはなし。
こちらは原作・アニメともに視聴済み。

ゲームのDLCを作成します→主人公にアートディレクターの仕事が回ってきました!
→完成目指して頑張ります! という、原作と若干異なる展開・設定ではありますが
要所要所で起きるイベントは原作と同じです。


DLC制作を終了させることが出来たら、個別ルートでそのキャラがメインで絡んでくる
オリジナルの物語へ入ります。
制作パートは簡単な育成ゲームのような感じで、そこで誰に指示を仰ぐかと
合間に挟まるイベントでどの選択肢を選ぶかで分岐は決まります。


原作やアニメを見た方には、原作+αくらいの、ファンディスク的な内容でしょうか。
ですが前述の通り、原作と同じ出来事が起きているので、このゲームから入っても良いとは思います。

2017.01.26 発売
©得能正太郎・芳文社/NEW GAME!制作委員会 ©MAGES/5pb.

 

 


 

Re:ゼロから始める異世界生活 -DEATH OR KISS-

【死かキスか!? 呪いを解く鍵はヒロインとのキス!?】 

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初めて触れる作品です。

次代の女王を決める選挙が開催されるので、
自身の「推し」を支援して選挙を勝ち抜きましょう!

・・・みたいなことがパッケージに書いてありますが、
選挙期間中盤までは5人のヒロインそれぞれと、1日1日を過ごす展開にさせられます。

(1日目はヒロインA、2日目はヒロインB・・・という流れです。)

なので殆ど「推している」感じがありません。主旨とズレているような気がします。

主人公がデフォルトで自身の主を「~たん」付けで呼んでいるのは、
受け付けないひとにはつらいと思います。
元がライトノベルらしいので、そういうノリがあるのは仕方ないのでしょうか。
(ライトノベルとか全く読んだことないので、誤っていたらすみません。)

次どうなるんだろう?という物語的な面白さは、少しありました。
こちらは、主人公とヒロインの過去についてなど、
ゲーム中だけでは明かされない内容もあります。
ゲームの物語の本筋に関わるわけではありませんが、消化不良を覚える方はいるかもしれません。

私がそうでした。
版権もので簡単な恋愛ADVを作ってみた、という感じの作品だった印象。

2017.03.30 発売
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会 ©MAGES/5pb.

 

 


 

PSYCHO-PASS サイコパス 選択なき幸福

【真相にたどり着いたとき、彼らの選ぶ「答え」とは―――】

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こちらも初見の作品です。
Xbox ONE で発売されたものの移植ではありますが、この機会に紹介します。

作品初見のかたに説明すると、この「PSYCHO-PASS」は、よく話題になる「サイコパス」とは違い
人間の心理状態や性格的傾向を計測し数値化できるようになった本作の世界において、
俗に人々がこの数値指すようになった言葉だそうです。
(この情報はオンラインの説明書を見て知りました・・・。)

アニメが原作ですが、ゲーム版では完全オリジナルのキャラを主人公として立てているので、初めてのかたでも大丈夫。
しかも主人公は、ガンガンいこうぜな男性と、記憶喪失+機械のように冷静な女性のふたり。
主人公が2人ということは、マルチサイトのADVですね!!!?
・・・と大いに期待しましたが、そんなことはありませんでした。

基本的に全く同じところを通っていて、視点が僅かに異なるだけ。ふたり居る意味あったのか。
しかも、男性側では終始冷静を貫き通していたもう片方の女性主人公なのですが、
女性側で始めると、同じ場面でも明らかに声などに動揺が現れているんですね。
余計なんのことやらですよ。


紹介が遅れましたが、主人公や登場人物は警官です。
彼らが立ち向かうのは、「幸せ」のためならなんだってやる未知の存在が引き起こす事件。
なので少しはピリッとした雰囲気です。物語もあまり退屈はしない。
ただし締めが急に萎んだなという感じ。
一個の市を舞台にしていたはずなのに、急に「地球滅亡まである」みたいな話を出して壮大にしたがるのもなんだか。

セーブとロードまわりが不便です。データの表示に時間がかかる。
かなりの数のエンディングがあるのにリストがないのも不親切。
このあたりで周回プレイのモチベーションがわきません。結末の数から、周回プレイをしてほしい内容になっていると思うのですがね。
あともしかしてですけど、BAD END 以外は全て TRUE END 表示されます?

PS4 / PSV版 2016.03.24 発売
Xbox ONE 版 2015.05.28 発売
©サイコパス製作委員会 ©MAGES. / 5pb. ©フジテレビジョン

 

 

 

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版権ものの紹介はここまで。さて、続いては・・・?


 

蒼の彼方のフォーリズム HD EDITION 

【少女たちが空を翔け、恋をする物語。】

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小さかった頃は、無敵だった。
何にだってなれると思っていたし、誰にだって勝てると思っていたしどこにだって行けると思っていた。
この世には無限の世界が広がっていて、俺はちょっと背伸びするだけで、そこを見ることができた。

空に、手を伸ばすだけで。

圧倒的なまでに青い「空」を駆け巡り、空と、空で、空に恋する青春物・・・なのでしょうか。
PC版が初出、PSV移植を経てHD化されてPS4にやってきました。

「フライングサーカス」という、空を自由自在に駆ける架空のスポーツを通して描く恋愛ADV。
このフライングサーカス(以下、FC)の名手だった主人公が転校先でFC部のセコンドとなり、
ヒロイン達を指導し支えて行く中で恋模様を展開します。

・・・が、この基本的部分がイマイチ。
FCの試合中、主人公が非常にセコンドセコンドしているので、ヒロインが「自分で空を翔けている」感じがしない。
彼女たちの成長や、自分自身で何かを掴み取っている感じが全く伝わってこない。

セコンドの意見はあくまで意見であり、最後に決めるのはヒロイン自身だ、と諭す場面がありましたが
どこで彼女たちなりの決断が入ったのやら。

つまり、一番メインとしている「空を翔ける」という点が気持ちよくない。
これではちょっと。

どうでもいいですが、 Nintendo Switch への移植版が来年3月29日に発売するようです。
『Song of Memories』もこれに続くことが出来るでしょうか。

本作で一番良かったのは、サクラ大戦よろしく、次回予告が入っていたところです。
そしていいキャラだったのは、攻略に全く関係のない立ち位置の佐藤院さんという方。以上。


2017.01.26 発売
©sprite/fairys ALL RIGHTS RESERVED.

  

 


 

 この世の果てで恋を唄う少女 YU-NO

【「物語」という名の迷宮へ・・・】

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初出から20年の時を経て、名作ADVがPS4でフルリメイクされました。
物語に変化はなく、表現が少し変更されているくらい。
大きく変わった点としては、絵ですね。今っぽい感じの絵になりました。


本作は「並列世界」を旅するSFアドベンチャーです。
SFといっても、物語の舞台は普通の街や学校です。剣と魔法の世界とかではないです。
この並列世界をめぐり、物語を、世界を自分の手で進めて謎を解いていくのが目的。

そして並列世界を視覚的に表す A.D.M.S (アダムス) というシステム。
いわゆるフローチャートが樹の根のようにマッピングされます。
この地図上に「宝玉」というアイテムを使ってロード地点を設置、
別の世界のどこかで必要なアイテムが無く行き詰ったときに、宝玉をロードすることでその地点に戻り
必要なアイテムを回収してまた元の世界へ飛ぶ。というのが基本的な流れになります。


アドベンチャーゲームの「自身で世界を変えることが出来る」面白さと、
画面の向こうにいるプレイヤーだけが持つ「記憶」を使うことの2つが非常によく出来ている作品です。


誰もが一度は辿り着くであろう、大切な人の死の場面。
死を回避するためには、彼女を救うためには何が必要で。
それが手に入るという時間と場所の情報をどこで得て、実際に入手して突きつけて。
そうして、大切なあのひとを助けることが出来て。
「自身が世界を変える」この熱さは、是非体験していただきたいものです。


A.D.M.S を埋めるのは確かに大変。ポイント&クリック式だから進行に詰まりがちかも。
台詞回しにエロゲ独特のノリがあってちょっと、と思うかも。
ADVの持つゲーム性が最大限に活かされている作品の1つである本作。
やっておいて、損はしないと思います。

2017.03.16 発売。(1年ほど延期しましたね。長かった・・・。)
©MAGES/5pb.

  

 


 

以上、今回は5本紹介させていただきました。

「2017年初頭の作品なのに、あのゲームが入っていない!」と思われたかた。
次回、関連作品のカップリング移植とご紹介しますよ。うぷぷぷぷ。

第3弾は年内に記事出せるといいですね・・・。 

 

次回の記事はこちら

 

前回の記事はこちら