アドベンチャーゲームの入江

アドベンチャーゲーム(ADV)を600本以上持つ筆者が、商業ゲームプランナーの視点からADVを紹介するブログ。ギャルゲーからミステリまでADVならなんでも。

これから『√Letter ルートレター』を始めるあなたへ ~その2~

 前回の記事はこちら

adventuregame.hateblo.jp

 

現代の島根を舞台にしたミステリーアドベンチャー、『√Letter ルートレター』。
PC版の配信が始まり、4/16までの期間限定で1000円引き!※現在は終了

dlsoft.dmm.com

 

・・・と聞いたので、せっかくなのでこのゲームを紹介しようと思った記事の2つめです。
前回は「テキストを読む」ことに関連した内容でしたが、
今回は本作のもう1つのウリである「追及モード」などをご紹介します。

 

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簡易・逆◯裁判!?

「追及モード」で証拠を叩きつけろ!

 

件のペンフレンドを探しに島根までやってきた主人公。
当時の同級生に彼女のことを聞いて回るも、彼らはみな話そうとしない。
クラスメイトにそんな人物はいなかったと口にする。

だったら、こっちは情報をかき集めて、
ペンフレンドの同級生だったことを認めさせ、彼女のことを聞き出してやるぜ!
というのがゲームの本筋。

f:id:irienlet:20191220112333j:plain▲情報収集のパートは、いわゆる「クリック式」。画面の気になるところをクリックしたり、人と話したりしていく。

 

情報が集まったら、いざ決戦。集めた証拠で相手を攻めろ!
これが1章の基本的な流れです。

f:id:irienlet:20191220112435j:plain▲「くらえ!」

 

 なお、私自身の感想として、この「追及モード」は、
「まず何をすればよいのか」がわかりにくい・・・。
ただ、入口さえ突破してしまえば追及自体の難易度は低いので、
物的証拠や決定的な問いかけをバンバン叩きつけていけるハズ。
テンポは悪くないと思います。

f:id:irienlet:20191220112633j:plain▲どんどん叩きつけよう。声優さんの熱演にも注目。

 

 

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テンションも難易度もMAX!

「マックスモード」で相手に畳みかけろ!

f:id:irienlet:20191220112754j:plain▲口の悪さもマックスなんだぜ!

 

「追及モード」の最中、時折挟まれるのがこの「マックスモード」。
相手に強烈な一撃(一言?)を与えます。

「マックスモード」には、相手に放つ台詞が4段階ないし5段階ありますが、
その発言内容・意味にあまり違いが感じられないことが多く、難易度は高め。
誤った選択をしてもペナルティ無しなのがせめてもの救い・・・。

f:id:irienlet:20191220112905j:plain▲すぐ上の画像と同じ場面。これは違うようです。

 

「マックスモード」の位置づけは、他のゲームでいうところの「QTE」と考えて頂いてよいと思います。

本作の怪しげな魅力(問題点)の1つである「主人公の口の悪さ」。
これはこれで『マックス節』として
温かい目で見てやっていただけませんか・・・。

f:id:irienlet:20191220113002j:plain▲天然で煽ります。これでいて彼、30歳超えているんですよ・・・。

 


 

長くなりましたが、『√Letter ルートレター』というゲームの基本をご紹介しました。
残念ながら本作の評価は芳しくありません。
というのも、前述の「主人公の口の悪さ」に加え、この手のゲームでは最も大切である
シナリオがよろしくないという点から低評価になっています。

しかしながら、ゲームプレイ自体は「マックスモード」を除き割とスムーズで
周回プレイにも優しい作り。
物語全体を通して見ると謎が残ってしまってはいますが、
「追及モード」で手軽に謎解きを楽しむことは出来ると思います。

もし少しでも興味がお有りでしたら、これを機にプレイしてみてはいかがでしょうか・・・?

©2016 KADOKAWA GAMES

 

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